2013年の開講以来、入塾テストは実施していませんし、単純に、現在の学力だけをみて入塾をお断りしたことはないと思います。お子さんはまだまだ子どもなのでいくらでも変わります。成長します。ですので、保護者の姿勢や、考え方を重視しています。
こういうお子さん・ご家庭に入塾してほしいです。
①他の子と仲良くし、気づかいのできる子(親)
②マナーやルールをよく理解し、自分を律して成長していける子(親)
③手を抜かず、「まだまだできる」といつも前向きな子(親)
④先生を強く信頼し、指導通りにやりとげようとする子(親)
⑤当方の指導方針に忠実で、ノリのよい子(親)
少ない人数のクラスで運営しているために、ひとりが他の子に与える影響も大きいです。ですので、ちょっとお試しで入ってみよう、とか、合わなければやめよう、というお考えは困ります。CREEKを最高の塾にしようと積極的に参加してくださるような保護者であっていただきたいと思っています。
我が子も、そしてともに学ぶ他の塾生も、刺激を与え合い、ともに賢くなっていってほしい、という「共育」の考えをもっていただき、CREEKを最高の学びの場にしていきたいと思います。
長年、中学受験塾で3年生~6年生の受験国語を指導してきた中で、中学受験の進学塾に通う「優秀な」子どもでも、大事なことが欠落したまま、高学年を迎えてしまっているケースが多いと思いました。そして、次に挙げるような子どもが多くなってきています。
① 先生や大人への不信感がある
② 習っていないからできないとすぐにいう
③ できる限り「効率的に」勉強しようという習性がある
④ わからない原因をさぐれない・さぐろうとしない
⑤ 学力はあるが「学習力」がない
⑥ そもそも「わかりたい」という意欲に乏しい
⑦ 勉強さえできればよい(偉い)と思っている
その他、挙げればきりがないほどですが、その原因となっているのは、遠くは現在の社会のあり方ですし、近くは保護者や子どもの指導に携わる大人たちの「教育観」の未熟さや誤りによる部分も否定できません。
CREEKでは、他の低学年の塾が売りとするような目新しい教育はしません。徹底して鍛えるのは「聴く」「読む」「書く」「数える」という力です。
よくある塾のチラシやwebサイトには「お子様の個性を大切にします」「お子様のレベルに合わせて指導します」「ひらめきのある子に育てます」などという耳に心地よい文句が書かれています。「自分の子どもをスペシャルな子にしたい」という親の希望への迎合から、ついつい塾の側も本当に大切な部分を削って、「見た目のよい勉強」に流れてしまっているのが現状ではないでしょうか。
中学受験で「テストの点数を取るのが上手な子」だけが「賢い子」ではありません。中学受験を通して、やりとげる力、あきらめず解決法を模索する意欲などを育て、努力の大切さ、仲間の大切さなどを教えることが、我々指導者にとっては肝心かなめの心構えだと思っています。
究極は、「幸せをつくりだす力のある子」こそが、真に賢い子だと思います。
CREEKでは、あえて、親にも子どもに受けの悪い「地味な勉強」をやります。努力の大切さを身をもって知り、「自分を育てられる子」になっていただきます。ただし、面白くない勉強をそのままおしつけることなく、指導する側の熱意と創意工夫、そして仲間との健全な競争などを「スパイス」にして、楽しく学習していくことを約束します。
このような理念に賛同してくださる保護者とともに、「小さな流れ」を創っていきたいと願っています。